ラストアイドル・タイランド『LA-LA-LAST IDOL』スペシャルビデオと解散後新グループの予想

ラストアイドル・タイランド
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『LA-LA-LAST IDOL』スペシャルビデオ公開

ラストアイドル・タイランドの3rdシングルでラストシングルでもある『LAST GAME』のカップリング曲『LA-LA-LAST IDOL』にはMVがなさそうだとの意見がファンの間で大勢となっていましたが、予想に反してオフィシャルが「スペシャルビデオ」という呼び名で10月21日(土)20:00(日本時間)に公開しました。

半ば諦めかけていたファンにとっては、たとえMVとしてでなくても嬉しいプレゼントとなりました。なぜなら往年のKAMIKAZE風B級アイドルポップスな曲調で歌詞の評判も芳しくない『LAST GAME』よりも、今のメンバーらの気持ちを代弁した歌詞となっているうえに曲調も歌詞と合っている『LA-LA-LAST IDOL』のほうがはるかにファンの評価が高いからです。

「真の3rdシングル」と評する声もあるほどです。

このスペシャルビデオでメンバー21人が着ている白い衣装ですが、実はメンバー自身が各自用意したものなのだそうです。それでデザインがまちまちなんですね。衣装は白で統一しているのでまだいいのですが、不統一感満点の靴がやはりメンバーの自前を物語っています。

『LA-LA-LAST IDOL』の歌詞については過去記事に日本語訳を掲載したのでぜひ目を通してみてください。

作詞作曲の billypopoza氏とは

『LA-LA-LAST IDOL』のクレジットを見ると、

Produced : Rabbit Moon, billypopoza
Music & Lyrics : billypopoza
Arranged : billypopoza

となっています。

プロデューサー、作詞・作曲、アレンジを担当したのは billypopozaこと、Natthawat Wuthikanokkan氏となっています。彼はスペシャルビデオ公開当日、インスタグラムに次の投稿をしました。

作曲と作詞には、自身とともにラストアイドル・タイランドのメンバーらも参加したと語られています。おそらくメンバーらの意見も多少取り入れて作り上げられた曲なのでしょう。それでプロデュースに事務所Rabbit Moon社の名も併記されているのだと思います。

billypopoza氏については、上で紹介した過去記事「ラストアイドル・タイランド 3rdシングルカップリング曲『LA LA LAST IDOL』歌詞日本語訳」にも書きましたが、国立シンラパコーン大学音楽学部で特別講師を務めている人物です。

billypopoza氏はまた Sony Music Thailand所属の2人組バンド「_less」(「アンダースコア・レス」と読みます)のメンバーとしても活躍中。公式には正体を明かしていないようですが、本人がSNSで自分が _less のメンバーだとバレバレな投稿をよくしているので、それほど隠すつもりはないようです。ただ大学特別講師という肩書があるためか、ステージではいつもお面を被って活動している風変わりな人です。

_less の最新曲『Last Festival』を紹介しておきますね。

どの楽曲も深みがあり、考えさせられる歌詞なのがこのバンドの特徴のように私は感じています。

『LAST GAME』プロデューサーの Bank氏との関係

一方の『LAST GAME』のクレジットはというと…

Producer / Composer : Bank Kridthpol
Co-Producer : Billypopoza
Lyrics : Gop Postcard / Bank Kridthpol
Rap Lyrics : Diary Peeraka Wongniwatkajorn
Arranger : Bank Kridthpol

billypopoza氏は共同プロデューサーに名がありますが、Bank – Kridthpol Pongchinnartham氏が中心になって手掛けたと見ていいでしょう。

Bank氏はインスタグラムに『LAST GAME』作曲に与えられた期間は1か月しかなかったと苦労を綴っています。

ちなみに作詞の Gop Postcardこと Thanee Wongniwatkajorn氏は、KAMIKAZEの二大プロデューサーの一人。またラップ歌詞作詞のDiary Peerakaこと Peeraka Wongniwatkajorn氏はGop氏の娘さんで元RedSpinのメンバーです。この2人はあくまで楽曲に箔付けするためのお飾りだと私は思っています。

Bank氏に話を戻すと、彼はデジタルコンテンツ制作会社 OKAY-D社を兄弟で設立した人物。同社はRabbit Moon社と同じく映画配給などを手掛ける大手企業 T&B Media Global Thailand社の傘下企業です。

Bank氏は『LAST GAME』を制作したとおり音楽プロデューサー業もしています。しかし今まで実績と言えるものは、OKAY-D社が制作してCH3 HDで放送されたドラマ『TO MY PUZZLE PIECES』の主題歌以外に特段見当たりません。

2022年3月17日に公開されたこの曲のクレジットを見ると、

Producer : Bank Kridthpol (BKP)
Lyrics / Compose / Arrange : Bank Kridthpol
Assistant to Producer : Natthawat Wuthikanokkan ( billypopoza )

おや、つながりましたね。Bank氏とbillypopoza氏はラストアイドル・タイランドの仕事をする1年半も前から一緒に仕事をしていたことが分かります。Bank氏の方が上の立場でしょうから、ラストアイドル・タイランドの仕事もOKAY-D社として請け負ったものなのでしょう。

解散後新グループの楽曲制作陣を予想すると…

マーンムックの8月31日のライブ配信によると、ラストアイドル・タイランドが11月19日をもって解散した後、Rabbit Moon社CEO Win氏はそのメンバーから選んだ子で新たなグループを立ち上げるつもりだとのことでした。

ではその新グループは、楽曲でどんな路線を目指すのか?

おそらく今回のチーム、つまりOKAY-D社を通してBank氏とbillypopoza氏のコンビが引き続きプロデュースを担当していくのではないかと私は推測しています。

理由は、T&B Media Global Thailand社傘下のグループ企業同士で仕事を進めた方が意思疎通やコスト面で融通が何かと利きメリットが大きいからです。『LAST GAME』と『LA-LA-LAST IDOL』がMV・スペシャルビデオも含めて低予算で制作されたと見られることから、新グループも低予算でのスタートが予想されそうです。

Bank氏がオーソドックスな曲風の数曲しか作ってこなかったため才能が不明な一方、自身も歌手で今もステージに立つbillypopoza氏には大いに期待できると私は思っています。J-POPから離れ、T-POP路線となるのはほぼ確実ですが、幅の広いT-POPのジャンルの中で、どの細分ジャンルに寄せていくのかはbillypopoza氏のトレンドを嗅ぎ取る感度と手腕にかかっていそうです。ラストアイドル・タイランドの今までのイメージも尊重した曲風にしてくれることを期待していましょう。

ただ一つ気になるのは、かつてKAMIKAZEを育てたGop氏の存在です。Gop氏はRabbit Moon社が開催したオーディションに審査員としても参画していました。

中央がRabbit Moon社CEOのWin氏で、右端の人物がGop氏です。Rabbit Moon社が売り出すアーティストの総合プロデューサー的な役割を担っているとすれば、新グループはT-POPの中でもKAMIKAZEサウンド寄りになっていく可能性が残ります。

新グループのメンバーは?

最後に肝心な新グループのメンバーが誰になるのかですが、既に過去記事で触れたとおり、この7人で間違いないと私は見ています。

左からゲー、ハイウェイ、ミーミー、トンナム、レイミー、ジージー、シーモーンです。『LAST GAME』MVに不自然に挿入されたこの7人のシーンは、今後の活動を示唆するメッセージだと考えて間違いないでしょう。さらに最近オフィシャルの告知投稿をせっせとリポストしているメンバーの大半がこの7人の中にいることも、そんな推測を補強しています。

たぶん8月30日に内部で新グループのメンバー発表があったのではないでしょうか。この日に某メンバーがFacebookに「元気を分けてくれない?」と投稿していたのです。おそらくそのメンバーは漏れたんだろうなと私は想像しました。

とは言いつつも、予想が大外れだったらすみません。半信半疑にとどめてくれたら助かります。それにこの7人で予想的中だったとしても、さらに他のメンバーで第二弾、第三弾…が続く可能性も残っています。ぜひそうであって欲しいですけどね。

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