『LA LA LAST IDOL』はどんな曲?
ラストアイドル・タイランドのラストシングル『LAST GAME』にはカップリング曲が1曲あります。タイトルは『LA LA LAST IDOL』。9月16日の『LAST GAME』初披露イベントでこちらも初披露されました。
しかしMVはありません。9月18日に『LAST GAME』プロモーションでメンバーらがメディア出演した際にトンナムがMVがあることを匂わせていましたが、その後「あるかもしれないし、ないかもしれない。あっても過去の思い出の映像をつなげたものになるかもしれない」と軌道修正されました。
当初『LAST GAME』は、初披露イベントのあった9月16日と同日にMVとともにSpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスでも楽曲が公開されると告知されていました。その際に『LA LA LAST IDOL』も音楽ストリーミングサービスで聴けるものだとファンは考えていましたが、現時点で2曲とも公開されておらず、理由の説明もありません。
したがってフルコーラスの『LA LA LAST IDOL』に触れる手段は、今のところ初披露イベントでファンが撮影したステージ動画のみとなっています。そんな中からひとつ紹介しておきます。
『LA LA LAST IDOL』の振り付けには、次の6曲の振り付けの一部が取り込まれています。
- 『バンドワゴン』 ユニット:プロテア
- 『涙の仮面』 ユニット:エガオ
- 『想像上のフルーツ』 ユニット:青空とTシャツ
- 『Again & Again』 ユニット:サムデイ
- 『失恋乾杯』 ユニット:星空シスターズ
- 『ラックティーテートゥルー』(本当の愛 รักที่แท้ทรู) ユニット:CLOSE FRIEND
どの部分がどの曲の振り付けなのかぜひ探してみてください。これらの部分の振り付けを入れることはサウノイが考えました。
『LA LA LAST IDOL』歌詞日本語訳
『LA LA LAST IDOL』はMVが公開されていないことから歌詞が分かりませんでしたが、ハイウェイがインスタグラム・ストーリーズに歌詞の画像をUPしてくれたことでファンに伝わりました。
この歌詞を日本語に訳して紹介します。
La-La-La-La-Last! Ai! Ai! Ai!
Ne-Ne-Never Last! Ai! Ai! Ai!
(2回繰り返し)予想もしていなかった 考えてもいなかった
私達が大声で 心を込めて歌った歌が
ふいに終末を迎えた いつかそうなるとわかっていたけど
予想もしていなかった 考えたこともなかった
私達が毎日心で踊った歌が
ふいに終わりを迎えた この経験 心の準備はしていたけど自分の心に嘘はつかない 私達は悲しくないとは
流れる涙が止まらなくても
地球はそうして回っていく
結局私はなおも回っていく
この期間に 有意義なものを手に入れるようにと心に命じる(la-la-la-la-last!)
今回の愛は最後じゃない
(la-la-la-la-last!)
そして私の心は変わらない
(ne-ne-never last!)
私達が今までどおりの世界にいて 歩み続けるのなら(la-la-la-la-last!)
そして少しの楽曲も消えやしない
(ne-ne-never last!)
あの日に交差した
私と君の歩みは 今日もあり続ける
今までどおりの私達が明日もあって 変わることはないLa-La-La-La-Last! Ai! Ai! Ai!
Ne-Ne-Never Last! Ai! Ai! Ai!
(2回繰り返し)予想もしていなかった 考えたこともなかった
私達2人がどんなにしっかり手を握っていても
ふいに放すことになった
でもお別れという意味じゃない自分の心に嘘はつかない 心の限り抗いたくても
ここにいたいのは 変わったことがない
人は行き交い 回り巡る
進み出さねばならない日が来たら
私は逆らい抵抗する
水の流れは本当はどれほどあるのだろう(la-la-la-la-last!)
今回の愛は最後じゃない
(la-la-la-la-last!)
そして私の心は変わらない
(ne-ne-never last!)
私達が今までどおりの世界にいて 歩み続けるのなら(ne-ne-never last time!)
(la-la-la-la-last!)
そして少しの楽曲も消えやしない
(ne-ne-never last!)
あの日に交差した
私と君は今までどおり
私の想い出の光景全て 私達の関係を
一緒に君と共有して 消えることはないいくら考えて思い返しても
全ての事実を変えることはできない
夢は私達をまだ捨てていない
私が何かを捨てることはありえない
明日の私にも君がこの場所にいてくれるのなら(la-la-la-la-last!)
今回の愛は最後じゃない
(la-la-la-la-last!)
そして私の心は変わらない
(ne-ne-never last!)
私達が今までどおりの世界にいて 歩み続けるのなら(ne-ne-never last time!)
(la-la-la-la-last!)
そして少しの楽曲も消えやしない
(ne-ne-never last!)
私と君は今までどおり
私の夢 私の期待を
私の想い出の光景全て 私達の関係を
私の夢 私の期待を
一緒に君と共有して 消えることはないLa-La-La-La-Last! Ai! Ai! Ai!
Ne-Ne-Never Last! Ai! Ai! Ai!
(2回繰り返し)
歌詞を読んでいかがでしたか?
マーンムックの話によると、『LA LA LAST IDOL』のデモを初めて聴いたとき、メンバーらは泣いたそうです。今の気持ちを代弁している歌詞で歌うと泣きそうになると語るメンバーもいますし、誰も言葉にはしませんが、『LAST GAME』よりもこちらの方が好きなメンバーが大半なように私は感じています。
そんな素晴らしい歌詞を作詞した人物ですが、「テーン先生」というニックネームしか分かっていません。いったいどこの人なのでしょうね。
《2023.09.24追記》
「テーン先生」とは、国立シンラパコーン大学音楽学部で特別講師を務める自らもアーティストであるbillypopoza氏だと判明しました。テーン(แทน)はニックネームです。
billypopoza氏のインスタグラムには『LA LA LAST IDOL』のパフォーマンス動画とともに、ハイウェイが投稿した歌詞の元原稿と思われるものの一部、それにレコーディング時の様子らしき動画も投稿されています。
billypopoza氏が作詞に加えて作曲も担当したのかははっきりしませんが、少なくとも同曲制作の中心人物であったことは間違いありません。同氏は『LAST GAME』にも共同プロデューサーとして名前がクレジットされています。
『LAST GAME』についてその後判明したこと
ラップ歌詞作詞のDiary氏とは…
ついでに『LAST GAME』に関して後から判明した事実を5つお伝えしておきます。
9月16日投稿の記事「ラストアイドル・タイランド3rdシングル『LAST GAME』の歌詞日本語訳」で、ラップ部分の作詞はDiary – Peeraka Wongniwatkajorn氏だと書きましたが、この人物について新たな事実を知りました。
Diary氏は元RedSpinメンバーのダイアリーでした。
今年6月5日にRedSpinを脱退しています。理由は大学に進学して学業が多忙になり、芸能活動との両立が難しくなったためとのことでした。
彼女はラストアイドル・タイランド以外にも多くのアーティストにラップ歌詞を提供していることがインスタグラム投稿から分かります。
振り付けはNett氏
『LAST GAME』の振り付けはNett氏とPleum氏が担当。Nett氏はダンスと歌のスクール「Dream Catchers Studio & Academy」のCEOで、かつては女性アイドルグループ「Candy Mafia」のリーダー兼ボーカルだった人物です。
『LAST GAME』MV撮影でメンバーらの前に立つこの女性がNett氏です。
MVの疑惑シーン
『LAST GAME』MVの途中で、7人のメンバーだけがコスチュームの上着を脱いだ姿で登場し踊った後、テレビを囲んでポーズをとるシーンを疑問に思った人はいますでしょうか?
テレビ画面に映し出された「DRA❤UiN」とは?
ゲー、ハイウェイ、ミーミー、トンナム、レイミー、ジージー、シーモーンの7人だけがこのシーンに選ばれた理由は?
何かありそうですよね。
ラスアイタイは26人
ファンがX(旧ツイッター)に投稿したこの画像をご覧ください。
『LAST GAME』初披露イベント時のシーンなのですが、後列の何か所かに不自然に隙間ができています。これは7月で先に卒業した5人のメンバーのスペースをあえて空けてあるからだと、ホンヨックがライブ配信で語ったそうです。
よく見ると1stシングルの時のユニットごとに並んでいるのが分かります。
後から知ったファンの間で感動を生んだ話題でした。
CDは販売されない可能性大
マーンムックが以前、日程的にCDの予約を受け付けたうえで発送までするのは無理があるので、CDは発売されないかもしれないとライブ配信で語っていましたが、現時点でオフィシャルからアナウンスがないということは、やはりCDは出ない可能性が高そうです。
ラストシングルなんですから、記念に1枚手元に置いておきたかったのに残念です。
CDの件もですが、音楽ストリーミングで公開されないことや、『LAST GAME』の歌詞で「試しに負けてみただけ」などと「負け、負け」と何度もメンバーに歌わせてそんなにラスアイタイを貶めてまで今後新たに結成させるグループを売り出したいのか等々、昨今はファンによるオフィシャル批判が絶えません。そんな中、『LA LA LAST IDOL』とメンバーらのファン思いの姿勢が貴重な癒しとなって、グループの良さを最後まで維持している印象です。