『LAST GAME』のCD販売あり
ラストアイドル・タイランドのラストシングル『LAST GAME』について、9月23日投稿の記事でCDは販売されない可能性大とお伝えしました。
ところが9月29日夜になって、CDの発売がオフィシャルから告知されました。
10月14-15日に開催される握手・2ショット・グループショットのイベント詳細告知と併せて発表があったのです。
CDは発売されないものと思われていた中での告知だったのでファンは喜びそうなものですが、実際はそうではない状況のようです。理由を解説していきましょう。
従来と異なる販売方法
抱き合わせ販売で高額に
CD販売についての告知画像をご覧ください。
PACK A と PACK B がありますが、CDが付属するのは PACK B のみで1,750バーツもします。イベントチケットが5枚付属とはいえ、強気の値段設定となっているのです。
従来のCDの値段350バーツに相当するのは PACK A ですが、こちらにはCDは付属せず、イベントチケット1枚とランダム生写真のみ。今までならこの2つが封入されたCDが350バーツだったので、PACK Aについても実質的に大幅値上げの印象です。
なおイベントチケットは10月14-15日のイベントで次のように使用されるものです。
- 握手(15秒):1枚
- 動画撮影(15秒):3枚
- 2ショット撮影:2枚
- グループショット撮影(全メンバー21人と):3枚
限定1,000枚
上の画像のうち最下部3行を日本語に訳します。
備考:イベントチケットおよびランダム生写真は、CDとは別に2023年10月9日に Kerry Express(宅配便業者)にて発送する。
CDの曲目には1stシングルから3rdシングルまでが収録。(枚数限定1,000枚のみ)
またCDは2023年11月18-19日の LAST STAGE イベント会場にて受け取ることができる。
つまりCDは1,000枚のみしか販売されないのです。
しかもCDは宅配便で発送してくれはせず、購入者が自分で11月18-19日のグループ解散イベントに赴いてじかに受け取るしか選択肢がありません。日本在住者には入手がほぼ不可能ですね。
とても短い予約受付期間
予約受付期間は9月30日~10月8日のわずか9日間のみです。
ファンにとって寝耳に水のCD発売告知の翌日から9日しかないのですから、現地ファンの慌てぶりが目に浮かびます。
2ndシングル『青春continues』のときには2022年10月24日~12月4日の42日ありました。
ファンは一斉に批判
このような今までと様変わりしたCD販売方法にファンは怒りの声を上げています。SNSは炎上状態に。代表的な意見をかいつまんで箇条書きにすると、次のような感じです。
- CD + 生写真 + イベントチケットで350バーツという業界標準を破ることをして、ファンがついてくると思うのか?
- CDが欲しいなら1,750バーツのパッケージを買わないといけないのか。イベントチケットを5枚もいらないのに。
- 最後のシングルだからCDを1枚記念に手元に置いておきたいだけの人にはこの金額は無理。
- 「1stから3rdまでのシングルを収録したスペシャルアルバムですよ。CD受け取りを希望しない方にはCDの代わりにイベントチケットを×枚追加でお付けします」って説明を書けば値段にもこんなに不満が噴出せず炎上しなかったのに。
- 予約受付期間が突然のうえに短いので金策が間に合わず、イベントチケットをあまり入手できない。
- イベントチケット宅配便で発送って、イベント会場で受け取りじゃダメなの? 10月14-15日のイベントまでに本当に届くのか心配。
…といったところです。
オフィシャルにも経営者視点からこのように決めた理由がきっとあるのだとは思いますが、今回も利益優先でファン心理に思いが全く至っていない対応であることは否めませんね。
タイでは他業種からアイドル業界に来た経営陣が、今までの経験どおりにビジネスライクかつカネに貪欲に推し進めた結果、ファンからのすさまじい批判にさらされて表に出てこなくなるということが今までもありました。ラストアイドル・タイランドの事務所 Rabbit Moon のCEO Win氏もファンに寄り添って信頼される運営を心がけないと、同じ轍を踏むことになりそうです。