BNK TYOの2020年2月月間アクセス数上位の記事をお知らせします。
通常は5位までをお知らせしていますが、今回は10位まで拡大してお知らせすることにしました。その方がBNK48にとって大きな転機となったこの1か月をよりはっきりとお伝えできるからです。
1位 BNK48劇場を男性アイドルグループに使用させた事務所が大炎上中 2/17投稿
2位 BNK48 9thシングル選抜総選挙 速報発表 2/14投稿
3位 CGM48 1期生全メンバー紹介 2019/10/27投稿
4位 【速報】BNK48、ジラットCEOと支配人ジョブさんが退任し新体制に 2/26投稿
5位 元BNK48のJAN CHAN、BABYMETALバンコク公演に出演決定 2/12投稿
6位 BNK48運営ジラットCEOと支配人Jobさん、インタビュー動画配信で嵌められる 2/18投稿
7位 CGM48、バンコクで初パフォーマンス 2/24投稿
8位 CGM48 1stシングル『チェンマイ106』MV公開 2/9投稿
9位 BNK48劇場をTHE BROTHERSに使用させた件を支配人Jobさんが釈明 2/17投稿
10位 BNK48 9thシングル選抜総選挙ポスター発表 2/10投稿
この1~10位は次の4つの話題に大別できます。
- BNK48劇場を男性アイドルグループに使用させた責任を取りCEO Jirath氏と支配人Jobさんが退任
- BNK48 9thシングル選抜総選挙
- CGM48
- JAN CHANがBABYMETALバンコク公演出演決定
この一つ一つを見ていこうと思います。
BNK48劇場を男性アイドルグループに使用させた責任を取りCEO Jirath氏と支配人Jobさんが退任
1, 4, 6, 9位にランクインした一連の騒動、すべてはこの動画から始まりました。2月16日深夜にLINE TVで公開されたiAM社が売り出そうと当時オーディション中だった男性アイドルグループTHE BROTHERSの番組にメンバー候補者がワークショップでレッスンを受けている様子が映し出されました。(現在は削除されています)
「この場所ってBNK48劇場じゃないか! 48グループにとって神聖な場所を部外者に使わせるとはどういうことだ!」
とすぐさまBNK48ファンの間で批判が起き、劇場を使用させたBNK48運営がかつてない大炎上に見舞われたのです。iAM社のCEO Jirath氏と支配人Jobさんは弁明しますが、嘘が露呈したうえ、謝罪インタビューを配信したメディアに嵌められて信用が失墜。26日にBNK48 Digital Live Studio前で開いた記者会見で2人の退任が発表されるに至りました。
この顛末を見ていた日本人の中には、平家物語の冒頭の一節を思い起こした方もきっと大勢いたことと思います。
今後「48文化」への原点回帰が進み、オリジナル曲は当面なくなるなどの影響が出るかもしれませんが、BNK48の方向性を再確認する良い機会になったのは間違いありません。今後は恐怖政治を排し、メンバーに圧倒的に不利で無理を強いている契約条項の見直しも含めて風通しの良い運営を望みたいですね。
この件に直接言及したメンバーは、筆者の気付いた限りでは2人しかいません。
1人目は兄貴ことJennis。
2月28日、Thailand Zocial Awards 2020授賞式後のインタビューでJennisは次のように答えています。
お二人が退任するニュースを私達も同時に知りました。決断に敬意を表したいと思います。おそらくどうするのが一番良いのかを以前から相談してきたのだろうと思います。
いずれにしても私達は自分たちの役割をこれからも全力で果たしていきます。
実は私達も前々から話したりしてきていたので、あまり驚きはしませんでした。個人的には理由の説明がなされていたので、驚きませんでした。
内部の運営体制の変更なので、活動や私達メンバーは従来どおりです。
私達は今までどおりで、ダンスレッスンも曲のリリースも今までどおりです。
(どういう人が経営に入って来るのかは)私達もまだ知りません。オフィシャルの発表をお待ちください。
発表後も普段どおり仕事をしているので、とくに影響はありません。ただ内部の体制が変わるだけです。
もう1人はCGM48総支配人の伊豆田莉奈さん。
2月29日のライブ配信で次のように話していました。
私がBNK48の支配人になるのはおそらく無理。2グループもはできない。だって私は日本人でタイ語があまり上手に話せないから。私がBNK48の支配人になるのは無理だし、良くない。
新経営陣は4月に発表予定とのこと。それを待つしかなさそうですね。
BNK48 9thシングル選抜総選挙
2, 10位はBNK48 9thシングル選抜総選挙がらみの話題でした。BNK48にとって2回目となる選抜総選挙はなんともタイミングの悪い開催となってしまいました。
BNK48劇場を運営が男性アイドルグループに使用させたことで、各メンバーのファングループは連名で3月7-8日開催予定だったFan Fesへの参加ボイコットを表明していました。Fan Fesは1月に運営が各ファングループに内々で開催を打診していたものです。
(出典:Cherodinger.comツイッター)
メンバー32人の合計39グループがボイコットに参加。Fan Fesはオフィシャルが提供する場所で各ファングループがブースを出し、メンバーの紹介を競い合いながら、選抜総選挙投票資金のカンパを集めることを目的としたイベントです。つまりファングループ連合は資金集めをボイコットすることで運営に入るカネの一部を遮断して圧力をかけたのです。
しかしです。このFan Fesは結局オフィシャルから正式に開催も中止も何の告知もないままで中止になるようです。同日・同場所で開催予定だったBNK48握手会が新型コロナウイルスの影響で延期となったからです。
選抜総選挙自体にも新型コロナウイルスの影響が直接出ています。3月22日の結果発表イベントが非公開形式の無観客で行われることになりました。枚数限定でチケットを販売する可能性はあるとしています(BNK48劇場で実施か?)が、盛り上がりに欠けるのは必至となりそうです。
つまり男性アイドルグループに劇場を使わせた騒動と新型コロナウイルスの影響のダブルパンチを受けてしまいました。
ただ注目されるのは今回初参加のCGM48メンバーらがどこまで伸びるかです。速報でCGM48メンバーでもっとも順位の高かったPimについては、Ninkに付いていた金持ちのファンが彼女の応援に回ったからとの噂を耳にしました。Pimは台風の目になるかもしれませんよ。
CGM48
CGM48関連の記事が3, 7, 8位にランクインしました。
とくに3位の「CGM48 1期生全メンバー紹介」の記事は昨年10月投稿にも関わらず今でもほぼ毎月上位に入っています。
興味深いのは、10位以内にBNK48関連でポジティブな話題は選抜総選挙の2記事しか入っていないのと対照的にCGM48の記事は3つもランクインしている点です。
CGM48『Chiang Mai 106』MV公開を伝えた記事は8位ですが、BNK48『ハイテンション』MV公開の記事はなんと27位という低さに甘んじています。
CGM48は2月23日にバンコクで初めてパフォーマンスを行ったことで、ようやく人気に火が付き始めた印象です。その勢いと注目度の差ということなんでしょうかね。折しも劇場騒動で48文化が問われた矢先。「CGM48こそが48グループの伝統を引き継ぐグループだ」との意見をSNSでよく見かけます。情報発信を絶えず上手くしていけば、BNK48を超える人気となることも可能かもしれません。
願わくばこの波を逃さずにメンバー紹介番組『CGM48 SENPAI』を一刻も早く放送してほしいものです。
JAN CHANがBABYMETALバンコク公演出演決定
(出典:Janchan info from Managementツイッター)
元BNK48人気メンバーのJan Chanが3月22日にバンコクで開催されるBABYMETALのコンサート「METAL GALAXY WORLD TOUR in Bangkok」に出演することを伝えた記事が5位にランクインしました。
世界的人気のBABYMETALのファンの間で「Jan Chanって誰?」と話題になったことから、本当に大勢の方がアクセスしてくださいました。そんなみなさんに多少なりとも情報提供をできたことと思います。
Jan Chan自身は8thシングル『ルースック・コンディアオ』が好評で、ドラマにも出演と最近波に乗っています。
さらに2月19日のLINE TV AWARDS 2020では、
ไม่ไหวแล้วค่ะแม๊ !!!! #แจนแก้ว pic.twitter.com/SnpGwLwOit
— อัปปุรุ 🐰🐻🦄 #HighTensionTH #รู้สึกคนเดียว (@App_ZenJan) February 19, 2020
2018年1月末のBNK48卒業以来、実に2年ぶりに仲の良かったKaewと再会して楽しく話をしている姿が大きな話題となりました。
BNK48運営が変わることから、今までゼロだったBNK48と卒業生が共演する可能性を今後は期待しても良さそうです。Jan ChanとKaewの『あなたとクリスマスイブ』、JanChanとPunのユニット「A-Flow」が復活する日が近づいたかもしれません。
…とこれら4つの話題を概観すると、ファンの関心の目がBNK48から離れ、CGM48や卒業生など他のアイドルに向かい始めているような気がしなくもないです。今後BNK48がファンの関心をどれだけ取り戻せるか。選抜総選挙と4月スタートのBNK48劇場新公演が正念場となりそうです。