7月9日で17歳になったBNK48 Mobileの生誕祭公演が8月17日(土)17:00からBNK48劇場でありました。
筆者は当選して観ることができたのでレポートいたします。
(出典:BNK48公式Facebook)
2019年8月17日(土)17:00 : BNK48 BIII「PARTY ga Hajimaru yo」Mobile’s Birth day Stage
出演メンバーは
Jaa / Jane / Kaew / Kaimook / Kate / Korn / Mind / Mobile / Music / Namneung / Namsai / Noey / Pun / Pupe / Satchan / Tarwaan
でした。
Mobileと寮で一緒だったNoeyと現在も寮で一緒のKaew, Namneung, Pupe、それにPunというMobileと仲の良いメンバーが勢揃いしました。
BNK48劇場に到着するとピンク色のMobileバースデーTシャツを着たファンがそこかしこにいます。
さらに、
すでに等身大パネルが用意されています。
16:00から劇場への入場が始まると、入口にファングループの人達が立ち、生誕祭公演を祝うグッズを配布していました。
配布されたものは、
ファングループ特製のMobile誕生日記念カード、掲げる紙、ハート型サイリウムの3点でした。
掲げる紙の裏には次のように書かれていました。
For “MOBILE BNK48” Birthday Stage
- 公演が始まり幕が開いたらハート型サイリウムを掲げて振ってください。
- アンコールでは「モーバール」とのアンコールの掛け声にご協力をお願いします。
- 『涙サプライズ』で誕生日ケーキのロウソクを吹き消す際に、配布したプロジェクトの紙とサイリウムを掲げるようご協力をお願いします。(Hold the paper during “Namida Surprise”)
*プロジェクトの紙とハート型サイリウムは胸か顔の高さに掲げてください。他の観覧者のみなさまの邪魔にならないようにするためです。
Mobileのファングループの名において、みなさまのご協力に感謝いたします。
では公演の内容を筆者の記憶とSNSに投稿された公式アプリ生配信動画を総合して書いていきます。
公演開始前に流れる注意事項アナウンスの声の主は、この公演の主役Mobileでした。観客の声援が小さいとけしかけたりして盛り上げながらで、途中噛んだところもあった点も含めてMobileらしいアナウンスでした(笑)。
M001:Partyが始まるよ
M002:Dear my teacher
M003:毒リンゴを食べさせて
MC
Kornの司会で始まりました。「夕方の回ですがみなさんはもう夕食を済ませましたか?」「まだー!」の流れから、Kornが大食いで有名なJaaに話を振りました。Jaaが「もう食べてお腹いっぱいで吐きそう」と答えると、Kornが「ステージを下がって私ともう1回食べに行く?」と。Jaaはそれに「いっぱい食べましょう!」と応じて、2人でステージから去るふりをします。
そこでお決まりの「ちょっと待って~」の声がメンバーらから起こりました。「止めるふりをしないと。わあ! 戻って来て!」「KornとJaaがいなかったらどうやって公演を続けられるのよ~!」と大げさなセリフがメンバーらから出るたびに笑いが起きていました。
そしてPupeが「この公演は普通の公演ではありません。Mobileに言わせないと。何の公演ですか?」と振りました。Mobileが笑ってから「Mobile Birthday Stage!」と答えると観客席から大歓声が起きました。
この日のメンバーの髪型はMobileを含めてツインテールが多かったのですが、そうではないメンバーもいて不思議でした。実は犬に見える髪型というコンセプトなのだとPupeが明かしました。Mobileが最近インスタ・ストーリーに犬を飼いたいという投稿をしたので15匹の犬にしようとPupeが発案したのだそうです。
またMobileはハート型のサイリウムに喜んでいました。
そして自己紹介タイムに。Tarwaanから「Mobileはモービルのジュークボックスでしょ? だから各自は自分のジュークボックスを持たないと」という提案がありました。
「モービルのジュークボックス」とはイベントなどでの自己紹介時のMobileのキャッチフレーズです。モービルは弾けた状態のMobileのことでデビュー直後の頃にNamneungが命名しました。
つまり「○○のジュークボックス」と言ってから何か自分を代表するような曲を歌って自己紹介することに。
それで1番手に自己紹介をしたMindが出だしだけハミングで少し歌ったのは、なんと軍政が出した歌『タイに幸せを取り戻す』(คืนความสุขให้ประเทศไทย)でした。会場全体からどよめきが起きて、Pupeから「Mindがこの路線で来るとは思わなかった」とツッコミがあって大きな笑いに包まれていました。
2番手はKaimook。「ペンギンのジュークボックス!」と言って歌い始めたのは『恋するフォーチュンクッキー』が2ndシングルに決まる前、PupeとKaimookが遊びで『恋するフォーチュンクッキー』にタイ語歌詞を付けて歌っていたバージョンでした。「豚の串焼きが食べたい、豚の串焼きが食べたい、やっぱり。イェーイイェイェイ♪」の歌詞がとても懐かしいです。Pupeもつられて一緒に歌い、観客もイェーイイェイェイの掛け声を一緒にしました。
Janeは往年のGRAMMYのカラオケのオープニング「ドゥーイードゥーイードゥーイードゥーイードゥ・バー♪」を歌い、Pupeが「歳がわかるよね。観客席のこの辺から大きな歓声が起きてたよ」と観客いじりもしていました(笑)。
さっちゃんは、やはり自分がセンターの『君のことが好きだから』をチョイス。
Kornはこの曲の監督は世界一美人と言ってから『Reborn』をわざと音程をはずして披露(笑)。
最後のMobileは「モービルのジュークボックス、トゥルッ! となりのバナナは青すぎる~♪」と『となりのバナナ』のサビを少しだけ披露し会場からは大歓声が起きていました。
M004:スカート、ひらり
オリジナルのダブルセンターJaaとMindが2人揃い、Jaaがあの印象的なフレーズを自ら担当。あとのメンバーもMusic, Noey,Kaimookという理想的な顔ぶれでした。
M005:クラスメイト
M006:あなたとクリスマスイブ
これも「Party ga Hajimaru yo」公演オリジナルメンバーのKaewとTarwaan! 素晴らしかったです。
M007:キスはだめよ
ファンが「金の鎧」と呼ぶコスチューム姿で登場したのはこの日主役のMobileとMusic, Noeyでした。
M008:星の温度
センターはこれまたオリジナルのKaimook。考えてみたらこの公演は1期生だけなんですね。
MC
Mobileを遊びに連れて行くとしたらどこに連れて行きたいかとKaewがお題を出しました。
PunはLAと。理由はMobileがハリウッドの看板を見たがっているのとMobileが最近好きなビリー・アイリッシュのコンサートを見るためとのこと。Mobileは「予約しちゃってよ」と笑いながら応えていました。
誰も続けて答える人がいなかったのでMobileがNamneungに「ノーノ―さん(Namneung)は最近私をあまり遊びに連れて行ってくれない」と言ったところ「Mobileをお寺に連れて行きたい。だってMobileはあまりお寺に行かないから。意識が体にあまりとどまっていない。Mobileを読経に連れて行って剃髪させたい」と思わぬ答えが返って来てMobileが脱力していました(笑)。
続いてMobileのどういう点に感心したかとのお題に。これもなかなか話を切り出すメンバーがいなくてPunやTarwaanがなんだか抽象的な話をしていく中で、Mobileは何を言っているか分からないけど、好きだったり関心がある話題だと分かるように話すという流れに(笑)。
ようやくNamneungがMobileは色んな所に家があることに感心したと話し出しました。なんでも仕事で様々なところに行くと、ここに家がある、ここに以前住んでいたと話し出すのだそうです。カンチャナブリーに行った時にもここに家があると言ったとか。みんなの疑っている雰囲気にMobileは「カンチャナブリーには本当にある」と反論していました(笑)。
反論はさらに続き、向かう矢の先はPupeに。「昨日私が家を沢山持っている話をしたでしょ。3時間も話したのに聞いてなかったの!?」と喚いて荒れたので会場は大爆笑。なんでも前日にMobileの部屋のエアコンが故障したためにPupeの部屋で寝ることになったのだそう。寝場所を作るために部屋の片づけをしているPupeに対してMobileは自分の生い立ちを幼稚園時代から延々と一方的に語ったのだそうです。「小5の時に私を好きな男子がいて…」と語ったことをバラしたもんだからまた大歓声に。
そして会場の観客席2席をランダムでMobileが指定して、Mobileに感心した点を語ってもらいました。
M009:桜の花びらたち
MC
MusicがMobileをスキューバダイビングに連れて行きたいと語りました。
それにMobileは「行きたい行きたい。遊びならどこでも行きたい。お寺以外」と応えて会場からは爆笑が起きました。
M010:青空のそばにいて
ここで一旦終了。すぐにファングループ配布の紙のとおり「モーバール!」のアンコールの掛け声が起こりました。実はMobileのタイ語発音は「モーバーイ」なのですが、それに通常の「アンコール」(これも本来のタイ語発音だと「アンコー」であるところを日本風に「ル」も発音しています)をミックスして「モーバール」にしたようです。
そして掛け声を「うまみ」や「うなぎ」と茶化しながらメンバー再登場。少し挨拶があってから…
EN01:BNK48
EN02:スカート、ひらり
MC
Janeがまだ息を切らせながら次の曲に行ってほしければアンコールの掛け声と同じように「モーバール」とMobileの気が済むまで叫んでくださいねと提案。観客はそのとおりにしました。
Mobileは「OK! もう十分。ありがとうございます、みなさん」と「ありがとうございます」の部分を日本語で言いました。
EN02:BEGINNER
「In your Position Set!」の掛け声をKornがして始まりました。センターはMobile! 『BEGINNER』のステージを今まで見て感じていましたが、Mobileはこの曲にとても合っていますね。カッコイイ曲が向いていると思います。
ケーキ登場
『BEGINNER』が終わってすぐに『涙サプライズ』が流れ、バースデーケーキが登場。観客席ではみんながファングループ配布の紙を掲げて一緒に歌いました。
Mobileがロウソクの火を吹き消したところで恒例の手紙朗読タイムに。誰が読むのかとの話になり、観客席からはKaew!の声ばかり。「サプライズにならないじゃ~ん!」とやはりKaewでした。
「この1年一緒に様々なことを乗り越えてきた中でMobileは成長した。そしてなぜか分からないけど(私と)同じところが増えた。歳は離れているけどウマが合う」「ずっとこんな感じでみんなから愛され続けてくださいね」との自筆の手紙を読み上げました。
「今後私がBNK48ではない日が来ても、姉妹のような関係はずっと続きますように。Mobileを愛してますよ」とのちょっと気がかりな発言もありました。
「すみません。まだ終わっていません」とNamneungがここで切り出します。通常は手紙を読むのは1人のはずなのにです。なんとPun, Pupe, Noey, Namneungが並んで各自が紙を手にしています。
1, 2, 3!の掛け声で開いて見せた紙には「愛している」「よ」「モ」「バイル」(รัก นะ โม บายล์)の文字が。ボールペンでしょうか、細い字で書かれていて客席の筆者からは文字が見えなかったのですが、メンバーらの発言からはこう書かれていたようです。
感動したのでショーをして見せてとのMobileの無茶なお願いに、長い間相談した4人はファッションショーみたいに歩いた後にハートを手で作って紙を掲げるショーを披露したのでした。
そしてMobileからファンに挨拶がありました。1年前の生誕祭公演では「Happy Birthday」の紙を掲げたファンは4人しかいなかったけど、今日はみんなが掲げてくれて感謝しています。でも紙を掲げているか否かに関わらず私のために来てくれたことが嬉しい。以前私は待っている人に私を見てくれる人がいないのじゃないかと心配で見るのが怖くて伏し目がちに通り過ぎていた。私を待ってくれている人を目にすると嬉しいし幸せを感じる。
デビュー当初、初めてツイッターをやったら自分の写真をツイートしている人を見つけて、嬉しくて一日中何度もリツイートしていた。
色々なプロジェクトを考えて企画してくれてありがとう。ずっと一緒にいてね。たとえ何言っているか分からないとしても私はみんなを愛していますよ。
…という内容でした。
話している途中でMobileの目がきらりと光った気がしたのですが、あとでさっちゃんがティッシュをMobileに渡して、Mobileも「涙を拭かせて」と言ったので、やはり涙を浮かべていたようです。
Mobileが泣くと言えば『恋するフォーチュンクッキー』センター発表、AKB48への1か月留学を終えて帰国後の最初のライブ配信、第1回選抜総選挙などで大粒の涙を流して時には泣きじゃくる姿の印象が強かったのですが、今回は泣きモードに入らないよう我慢できていました。そんなところからも大きな成長が感じられた生誕祭公演でした。
そしてMobileがそのまま最後の曲を紹介しました。
EN04:桜の花びらたち
MC
Mobileから見に来てくれたことへの感謝と当選しなかった人に今後当選するようにとの話があった後に、メンバーが1列になって手をつなぎ一旦後ろに下がってから前に出ておじぎをするAKB48と同じ挨拶をして終演となりました。
メンバーらが帰る際にはファンが出待ちをしていたのですが、その中にひときわ目立つ大集団が。Mobileのファングループが集ってお祝いをしました。
Mobileにはファングループが2つあるのですが、お互いに仲が良いので合同でお祝いを企画しました。ただケーキはそれぞれが用意したので2つあります。
ケーキ以外にもMobileのトレードマークであるタコでしかも最近Mobileが好きな黄緑色の風船も。
さらには誕生日を祝うこんなかわいい風船も用意されていました。
多くのファンがピンク色のMobileバースデーTシャツを着ています。
(写真提供:Mobileファングループ Mobilebnk48Home)
そして帰るメンバーらの最後尾にいたMobileが立ち止まり、感謝の挨拶をしました。以降の写真はファングループが代表として立てたカメラマンが撮影した写真です。
(写真提供:Mobileファングループ Mobilebnk48Home)
ロウソクの火を吹いて消してはいけない決まりになっているために、手で仰いで消しました。
(写真提供:Mobileファングループ Mobilebnk48Home)
2つのファングループのみんなと写真に収まるMobile。
(写真提供:Mobileファングループ Mobilebnk48Home)
生誕祭公演自体もファングループのお祝いプロジェクトも大成功で終わることができた、印象深いMobile生誕祭公演でした。