CGM48は2ndシングル『メロンジュース』の売上枚数やオフィシャルグッズの売れ行きが好調にもかかわらず『メロンジュース』MVの再生回数が伸びていないのですが、その理由を先日、筆者なりに考えて投稿しました。
(参照:【コラム】CGM48『メロンジュース』MV再生回数についての考察

 

ざっくりまとめると、『恋するフォーチュンクッキー』で国民的ブームになった時期にBNK48ファンに流入した2009~2014年のK-POP絶頂期を支えYouTube再生回数を稼ぐ主役だった女性層が、10月7日公開のLYRAの1stシングル『LYRA』ではYouTube再生回数を中心となって回し、10月31日公開の『メロンジュース』では貢献しなかったように見えるというものです。




しかし『メロンジュース』MVの再生回数が伸びない理由にもう一つの大きな要因があることにあとから気付きました。こちらの要因はCGM48の『メロンジュース』だけではなく、BNK48やLYRAにも今後大きな影響を及ぼすことが間違いなさそうなのです。

MV再生回数が伸びなくなった最大の要因

その要因に気付いた理由から説明します。それは11月19日にLYRAの2ndシングル『Vanilla』のMVが公開されたのですが、意外過ぎるほどにYouTube再生回数が伸びていないからです。

LYRAファンでさえ「後半はいい」「10点満点中7点」など微妙な表現での評価が目立ち、1stのMVの方が出来が良かったという声が大勢なことも多少は影響しているのだとは思います。

しかし1stの『LYRA』が100万回再生を29時間17分で達成したのに対して、『Vanilla』MVは公開から42時間経過した11月21日14:00時点でまだ33万回再生。100万回に到達するには5日はかかりそうな状況なのです。

LYRAには10月7日の1st MV公開と11月19日の2nd MV公開の間にいったい何が起きたのでしょうか。

 

考えられるもっとも大きな出来事は、これです。




10月14日、若者らが中心の反政府・王室改革要求デモ隊が首相府へ向かい警察と対峙しました。
このデモには筆者のツイッターフォロワーのBNK48ファンらも多数参加。元・現役BNK48スタッフのみならず元BNK48のCanも参加しています。

翌15日には、

セントラルワールド前のラーチャプラソン交差点でデモを実施しました。

そもそも今回の一連のデモの発端は2月に人気最大の野党だった新未来党(パック・アナーコットマイ)に解党判決が下されたことに反発した大学生らが様々な大学で抗議集会を開いたことでした。6月には反政府活動家ワンチャルーム氏がカンボジアで拉致されて(?)失踪したことで抗議活動が活発化。7月には高校生が主体となった「とっとこ走れハム太郎」(ハム太郎の歌を反政府の内容にした替え歌を歌いながら走る)集会が開かれます。

8月には反政府活動が高校生の間にさらに広まり、朝礼の際に3本指を掲げ(映画『ハンガーゲーム』での反政府の意思表示のポーズに由来)、女子高生は白いリボンを結ぶことで意思表示を始めます。

そんなことから、当初は大学生・高校生らの若者中心のデモでした。

そして10月16日、

サイアムやMBKセンターのあるパトゥムワン交差点でのデモに対して警察隊が初めて放水車による放水を行いました。途中からは催涙効果のある薬剤を混ぜた青い水を放水してデモ隊を排除。このことがきっかけでデモ隊や反政府の考えを持つ人達の間に政府に対する諦めと怒りが生まれ、逆に以降のデモ参加者の増加と多様化のきかっけとなりました。最近では20代後半から30代の参加者も増え始めています。




CGM48『メロンジュース』への影響


(出典:CGM48公式Facebook

反政府デモが盛り上がりを見せるちょうどその中で、CGM48は2ndシングル『メロンジュース』の初披露イベントを10月17日に、MV公開を10月31日に迎えたのです。

前回のコラムで指摘したK-POPの流れを汲む女性ファンらがMVの再生回数を回すのに貢献しなかったのは、CGM48のカラーのためというよりはむしろ、その他のBNK48・CGM48ファンらと同様に反政府デモに関心が強く向いてしまったためでしょう。

 

LYRA『Vanilla』への影響


(出典:LYRA公式Facebook

CGM48以上に深刻なのがLYRAです。デモは地方でも同時に行われてはいますが規模は微々たるもの。大規模なデモが連日のように行われているバンコクに拠点を置き、ファン層の中心が中高生~20代バンコク在住者のLYRAは、デモの影響をモロに受けてしまいました。その結果が『Vanilla』MV再生回数の意外なほどの伸び悩みというわけです。

10月7日の1st MV公開と11月19日の2nd MV公開の間で、こんなにも潮目が激変してしまっていました。

おそらくですが…。『LYRA The 1st EP CD』の予約を11月10日~12月10日に受付中ですが、売上枚数は惨憺たるものになると予想されます。




BNK48への影響


(出典:BNK48公式Facebook

CGM48よりもLYRAよりもデモの影響を受けるのは、BNK48です。ファン層がモロにデモ参加者や反政府の側に立つ人達にカブっているからです。ツイッターを見れば一目瞭然。かつてはBNK48の推しを褒めまくるツイートばかり絶えずしていた人達が、今やガラっと変わって反政府デモ関連ツイートのRTばかりしています。そんな人が大勢いるのです。非常に役立つBNK48関連の統計をまめにツイートしていた人までほぼ反政府デモ一色のツイートに一変してしまいました。

直近では3rdアルバムと12月26日開催のSports Dayのチケット前売りが待ち構えていますが、かなり心配です。それ以上に10thシングルはこのままでいくと悲惨でしょう。

 

CGM48は拠点がチェンマイにあるのとファン層が穏やかな人達なのでまだ助かっていますが、BNK48とLYRAは反政府デモが長引くほど影響が深刻になっていきます。BNK48はメンバーの中にデモ参加者が現れ始めて統制が取れなくなってきているように見えるので、舵取りを間違えると大炎上と一層のファン離れに直面しかねない立場に追い込まれています。