BNK48とCGM48が参加して9月26日に開催された初のじゃんけん大会「BNK48 JANKEN Tournament 2020 -The Senbatsu of Destiny-」は、各メンバーの趣向を凝らした衣装が一番の見どころだったと言っても過言ではありません。

参加メンバー共通の衣装のテーマは「タイ」。
「タイ」が付けば「タイ王国」にこだわらず何でも良いというルールでした。

そのうちのCGM48メンバー全25人が自分で考えた「タイ」の衣装の写真を9月27日にCGM48公式facebookが投稿したので、一人一人知り得た限りの情報を添えつつ解説します。振った数字はくじ引きで決まったトーナメントの番号です。




2 Fahsai

タイの民族衣装姿で背中に「ナーク」を背負っています。
「ナーク」(画像検索)とは、インドの蛇神ナーガが仏教に取り入れられて竜神になったものです。

 

3 Marmink

「Ti 22 47.867」…Marminkが衣装の解説をしたインスタ投稿はこの「チタン 原子番号22 原子量47.867」を意味する暗号のような書き出しで始まっています。
チタン=titanium=タイタニアム ということだそうです。

さらに「自分の民族の正装を久しぶりに着た。でも来てすぐに星に帰らないとね。ははは」と、火星から来た設定のようです。

この衣装、生地からパーツまで自分で探して購入し、自分で縫ってDIY的に組み立てました。「楽しかったー💗ははは」だったそうです。




4 Parima

中国清朝の皇太后(崩御した皇帝の皇后)、つまり「コウタイゴウ」のようです。
ただし「西太后」だと見るファンもいてはっきりしませんが、「西太后」のコスプレをしたのだったらなかなか恐ろしいです ^^;)

<追記>
10月1日のBNK48 Digital Live Studio Facebook LIVEでParimaは、「慈禧太后」(ซูสีไทเฮา : スイシータイハオ)の衣装にしたと語っていました。「慈禧太后」とは中国でよく使われる「西太后」の呼び名です。つまり、やはり「西太后」のコスプレをしたのでした。

 

6 Latin

昔タイで流行ったファッションでキメたLatin。時代的にはオールディーズの流行った’50~60年代でしょうかね。

 

8 Ping

タイ北部の山岳少数民族モン族の民族衣装です。
タイにはカタカナで書くと同じ「モン」になってしまう民族が2ついますが、タイ西部~中部に何十万人も居住するモン族(มอญ)ではなく山岳民族のモン族(ม้ง)のほうです(画像検索)。チェンマイのワローロット市場あたりでも時々こんな民族衣装を着た女性を見かけます。

 

11 Kaning

「タイの魚」だとSitaがライブ配信で説明していました。また未確認情報ですが、実家の近所のおばさんが縫ってくれたようです。

<追記>
上の情報は一部が間違っていたことが9月29日のCGM48 POP UP LIVEとiAM48アプリのライブ配信でのKaning本人の話で判明しました。魚の鯛、タイ語で「プラータイ」(ปลาไท่)に扮したのだそうです。自分で用意したレインコートと布地で知り合いのおばさんに縫ってもらってジッパーで着脱できるように仕立てました。

また日本のロリータファッションを着たかったのでこの際だからと中に着たのだそうです(Kaningのインスタ投稿)。

 

12 Sita

9月27日深夜のSitaのライブ配信によると、いかにもタイらしい服装をしようと思いついたのが始まりで、タイ人は制服をよく着ることから、コンセプトを「タイで暮らすごく普通の会社員が雨の日に小腹が空いたのでコンビニに寄ったら美味しそうなインスタントヌードルを見つけた」にしたのだそうです。

最初は手にインスタントヌードルも持って登場しようと考えました。さらに雨に髪が濡れたようにしようとも思いましたが、前髪を濡らすことができず代わりにボサボサ頭に。

つまりごく普通のOLに扮したのですが、ファンからは「CEO」コスプレだと言われていました。

 

Kaningとの対戦で向き合った時、Sitaは泣きそうになったそうです。でも誰が勝っても悲しまないと心を強く持ってこらえました。この写真はSitaが勝った直後に抱き合ったシーンです。




13 Nenie

Nenieはインスタで「台北人」(タイペイジン)、つまり台湾の首都台北の人に扮したと明かしています。

 

20 Punch

Punchはインスタにこう書いています。
「私の衣装は、ベビー・パッタイです。🧡🧡😜🎉 成長真っ最中のパッタイです🤣 」

パッタイ(タイ風焼きそば)の子供という意味でしょうか?
見えにくいですが頭に割りばしが載っているのが分かります。終演後に1本無くなっていたそうです。

 

21 伊豆田莉奈

タイの学校でのガールスカウト教科の制服です。ボーイスカウト・ガールスカウト発祥の地イギリスに留学したラマ6世(1881-1925年)が1911年に国内に導入したのですが、学校教育の中での一つの教科として世界に類を見ない独自の発展を遂げています。

 

22 Angel

ディズニーのアニメ『ピーター・パン』に登場する、ネバーランドに住むインディアンの首長の娘「タイガー・リリー」(ディズニーのサイトの紹介)に扮しました。

いかにもタイ文化な服装はきっと選ぶ人も多いから避けたくて、それ以外を考えたのだそうです。

 

26 Kaiwan

Kaiwanのインスタ投稿によると「自分でデザインしたから大好き」だそうですが、何に扮したのかには触れられていません。何かの神様なんでしょうかね。

<追記>
Aomによる対戦相手紹介ナレーションの内容によると、コンセプトは「ロッジャナーのKaiwanが運を賭けてゴ探し」とのことでした。
スコータイ王朝時代から伝わるとされる演劇の演目「サントーン」(สังข์ทอง )がベースになっています。ある王には7人の娘がいて、上の娘は皆立派な夫に嫁いだのですが、末娘のロッジャナーは色黒で醜い男ゴと結婚。それに不満を持った両親らに田の隅の小屋で生活させられます。しかし最後にゴの黒い体の中に隠れていた本当の金色の体が現れてめでたしめでたしというストーリーです。

Kaiwanはこの女性ロッジャナーに扮したようですが、どんな意味が込められているんでしょうね。

 

28 Mei

Meiはひねりが効いていてタイ語力が必要です。タイ語にはプアン(ผวน)という、前後の母音と声調を入れ替える言葉遊びがあります。この言葉遊びで入れ替えられた言葉をカムプアン(คำผวน)といいます。

Meiがインスタ投稿で明かしたコンセプトは「จดหมายที่ฝากถึงไทคนที่อยู่ในเจอ」。

発音記号に起こすと、
còtmǎay thîi fàak thɯ̌ŋ thay khon thîi yùu nay cəə でイミフな文ですが、前後の母音を入れ替えると、
còtmǎay thîi fàak thɯ̌ŋ thəə khon thîi yùu nay cay となります。

訳すと「心にいる君に渡す手紙」。これが真意です。
それで甘い服装にラブレターが貼り付けてあるんですね。

カムプアンの「thay」がタイになっているという高度テクになっています。




35 Nena

タスキにヒントが。インスタ投稿の方が読みやすいのですが、タイ語で「ミスタイランド 48」と書かれています。

タイではミスユニバースやミスインターナショナルといった世界的ミスコンがタイ予選の段階から国民的な盛り上がりを見せ大きな話題になります。日本人がカルチャーショックを受ける一つです。

 

36 Meen

タイ舞踊の衣装です。

 

37 Jjae

見てのとおりMIXの「タイガー!」ですね。日本人に好感度大ではないでしょうか。
スカートの柄がBNK48『恋するフォーチュンクッキー』選抜コスチュームを連想させます。

 

38 Champoo

Champooのインスタ投稿の解説によると「女の子Champooが夢に思い描いたタイドレス」がコンセプト。

みんながタイ衣装姿の自分を好きだというので、それなら普通のタイ衣装ではない自分の好きなタイ衣装をデザインして着ようと思いつきました。何度も練り直したデザインで注文。仕上がってきた衣装をさらに母と一緒に手直ししました。とても楽しかったそうです。

本当は翼と首の部分に花もあったのですが、奇妙に見えるので付けるのを止めたとのこと。

とてもChompooらしい衣装に仕上がりましたね。

 

JjaeとChampooは対戦で向き合うなり2人して泣き出しました。
Champooが勝ってからもこの写真のとおり泣きながら抱き合っていました。

2人を見守っていたCGM48メンバーらは、KaiwanやSitaをはじめ多くが涙したそうです。

 

41 Milk

「初音ミク」のコスプレに間違いないのですが、これがどう「タイ」と関係があるのか、今のところファンは誰も分からないようです。

<追記>
10月1日のBNK48 Digital Live Studio Facebook LIVEでMilkは、フィギュア収集が好きなので初音ミクのコスプレをしたかったものの「タイ」とどう関係づけをさせるか考えた末に「タイ在住のミク」という設定にしたと語りました。なお、使用生地の一部がタイの伝統柄になってもいます。

 

45 Nicha

タイ衣装風の出で立ちのNicha。インスタに投稿された写真の方がはっきり見えます。

上着はタイの伝統的な生地「パーカーウマー」(画像検索)で仕立てられています。主に男性が水浴び時に体に巻いたり拭いたりするのと、日除け用に頭に被ったりするのに使い、このようなチェック柄がほとんどです。

頭に付けている赤白青の毛糸のボンボンは北部山岳少数民族のアクセサリー。なので北タイらしさも醸し出したデザインとなっています。

 

49 Fortune

Fortuneが着ているのは中学の制服です。
上着に落書きが沢山されているのは、卒業式の日に記念に友達から寄せ書きをしてもらう風習を再現しています。どうやらメンバー達に書いてもらったようです。

2010年公開の14歳の女の子の恋愛を描いた青春映画『A Little Thing Called Love』(สิ่งเล็กเล็กที่เรียกว่ารัก トレイラー)の主人公に扮しています。

 

50 Pepo

この衣装で登場時の挨拶で「今日はジャックと来てはいないけど、運と一緒に来ていますよ」と言ったのが現時点で唯一の手がかりです。何なんでしょうね?

<追記>
Angelによる対戦相手紹介ナレーションの内容によると、映画『タイタニック』に関係していることは間違いなさそうです。それ以上は良く分かりません。

 

54 Aom

Aomはインスタ投稿で「ラーンナーのアイドル」とコンセプトを説明しています。ラーンナーとはチェンマイを含めたタイ北部にかつて存在した王国の名称で、タイ北部地方の意味で使われます。

チェンマイのパーシン(画像検索)と呼ばれる、タイ北部女性の巻きスカート用生地を使用して選抜コスチュームに仕立ててみたかったのだそうです。

 

59 Jayda

Jaydaがインスタに投稿した写真の方が見やすいのですが、腰と頭上にカオニアオ・マムアン(マンゴーとココナッツで味付けした白米)が付いています。いかにもタイらしい食べ物ですね。

服を縫うことも含めて全て自分と家族で製作したそうです。

 

61 Kyla

タイの古風なファッションをイメージしたようです。
上は19世紀後半から20世紀初頭のラマ5-6世期のイメージでしょうか。スカートはタイの伝統織物の柄ですね。

 

62 Pim

見て一発で分かりますね。はい、「タイ焼き」です(笑)。

 

CGM48メンバー25人の「タイ」な衣装は以上のとおりでした。独創的で面白いのが沢山ありましたね。素敵なのもありました。

参加メンバーが1票ずつ投票して選んだ「最優秀衣装賞」にはBNK48 Jennisのターオ・トーンキープマー(17世紀のアユタヤ王朝でナラーイ王に重用されたギリシャ人の重臣フォールコンの妻。母方の祖父は平戸出身の日本人、祖母はオランダ人、父はベンガル人。鶏卵素麺そっくりの「フォイトーン」をタイで初めて作った人物)をイメージした衣装が選ばれましたが、CGM48からはみなさんだったら誰の衣装を最優秀衣装賞に選ぶでしょうか?