AKB48とBNK48の妹グループでタイ北部チェンマイに拠点を置くCGM48は、新型コロナウイルスの影響でファンと接する活動が思うようにできない中でも様々なコンテンツを積極的に発信したことでメンバーのキャラが伝わり人気がどんどん上昇中です。

現在の人気上位メンバーは、Fortune、Kaning、Marmink、Sitaの4人。




 

いわばCGM48の四天王と言っていいでしょう。
この4人の人気の理由は、2つのパターンに分類できるかと思います。

 

①自分を持っている憧れのお姉さんタイプ

FortuneとMarminkは、伊豆田莉奈さんとAomを除いてメンバー中最年長の20歳。積極的なFortuneと控えめなMarminkでは性格は正反対ですが、強い個性と見識を持っている点が「自分を持っている」として評価されているのが人気の理由の一つです。この点は過去記事「【コラム】BNK48の人気メンバーに見るタイ人ウケするアイドル像」で述べたことに通じています。

またタイではどうやら年下の女性が年上の女性を慕う風土があるようです。そうした傾向は学校・大学で同じ学籍番号の先輩(ピー・ラハットと言います)が後輩の面倒を見る慣習などを通して培われたのかもしれません。

FortuneとMarminkの2人は最年長ということでもっとも慕われる対象になり易いのでしょう。事実、ツイッターを見ているとこの2人のファンには女子中高生ファンがとくに多い印象を筆者は持っています。

 

②容姿端麗タイプ

KaningとSitaはいずれもイベントのステージ上で目立ったことから人気に火が付いたことが共通しています。SitaはCGM48初披露イベントで、KaningはバンコクでのCGM48初披露のステージででした。

容姿が可愛い・美人というだけでなく2人ともパフォーマンスにファンの目を惹きつけるものを持っています。したがって写真・動画撮影好きなファンからの評価が高く、年齢層は中高生層ももちろんいますが、もっと上の年齢層の比率が高い印象です。Greeting You OnlineでKaningがCGM48でただ1人「Full Redeemed」になったのも、お金を持っている社会人層のファンが多い表れでしょう。




さて、四天王人気は今まで述べてきたような理由からだと思われますが、4人に続く人気メンバー達の状況も見てみます。

続くのは、Kaiwan、Nenie、Angel、Meenの4人です。

 

ここで「あれ?」と気づいた方はCGM48を良くご存じですね。この4人にFortuneとSitaを加えた6人は、仲良しグループ「アーカート・ディー」の仲間なのです。

 

「アーカート・ディー」は「良い天気」の意味。CGM48デビュー前、食堂での食事中の会話でまだ明かせない秘密事項をうっかり口にしかけた時に「今日はいい天気だなー」と言ってよく誤魔化したのがグループ名の由来です。

なぜこの6人が仲良くなったのかは、出身地に秘密があるようです。

Fortune:バンコク都(中部)
Sita:バンコク都(中部)
Kaiwan:ピサヌローク県(北部)
Nenie:ウドンタニー県(東北)
Angel:ナコンパトム県(中部)
Meen:チェンマイ県(北部)

Kaiwanの出身県ピサヌロークは地方の区切りでは北部地方に入っていますが、アユタヤ王朝時代のナレースワン大王の出身地であったことなど歴史・文化的に中部地方との結びつきが強い県です。

CGM48はチェンマイに拠点を置くグループ。北部出身者は見た目と話し方でだいたい区別が付きます。そこに北部地方以外からの人が参加したらアウェイ感を感じることでしょう。自然と北部地方以外の出身者が集まったのがアーカート・ディー誕生の経緯のように思えます。

唯一のチェンマイ出身者Meenは、最終合格者発表の後で辞退者が出たために繰り上げ合格しました。「他の人と立場が違う」Meenを同じ非主流派の集まりのアーカート・ディーが迎え入れたのでしょう。確かFortuneがMeenに声をかけたのがきっかけだったように記憶しています。

そんな経緯があるので、他の仲良しグループ以上に結束力が固いのが頷けますね。




次になぜこのおもに北部地方以外出身者が集まったアーカート・ディーのメンバーの人気が高いのかを考えます。そこにはやはり地域による気質の違いが関係していそうです。

バンコクの人と北タイの人の気質を大ざっぱに比較してみます。

バンコクの人:垢ぬけている。積極的。
北タイの人:ゆったりしている。押しが弱い。親切。

Fortune、Sitaと、いわば「埼玉都民」同様にバンコクのベッドタウン地域のナコンパトム県民Angelは紛れもなくバンコクっ子気質です。KaiwanとNenieも積極性を持っています。そんな気質が個性を発揮して自己アピールするうえで有利に働いていることは間違いありません。人気がある理由は押しの強い性格にあるということになります。

Meenはさすがチェンマイっ子。他の5人ほど押しの強さはありませんが、アーカート・ディーにいることでの相乗効果と自分に厳しい性格で人気があるのだと思います。

 

本来は非主流派のはずのアーカート・ディーがCGM48の人気を引っ張っている状況です。チェンマイを始めとした北タイのCGM48ファンはこの現状をどう感じているのかが気になるところ。ただKaningは生粋の北タイ人ですし、Sitaも母親が北部のプレー県出身で、自身もプレー県に7年住んだ経験があり北タイ方言が話せます。ですので微妙なところでバランスが取れているのでしょうね。

今後、北タイ出身者からさらに人気となるメンバーが出てくるといいですね。