タイのBNK48・CGM48のファンの間ではメンバー同士をカップルに見立ててチヤホヤすることが応援する上での一つの楽しみになっています。日本の女性アイドルグループのファンの間でも同じようなことはあるのでしょうか?

「メンバーのAとBは最近よく一緒にいて遊びに行ったりもしている」「ライブ配信でAはBのことをよく話す」といった些細な事実がきっかけでSNS上で多分に妄想で膨れ上がった話題となり「AとBはカップル」と既成事実化して遊ぶのです。女性ファンの間で多いようですが、男性ファンも少なからずこの手の話題に乗っかっています。

こういうカップルに見立てることを日本では「カップリング」と呼ぶようですが、タイでは見立てられたカップルを英語の「Ship」(Relationshipに由来)から「シップ」(ชิป)やルア(เรือ 船)と呼び、「カップリング」はトー・ルア(ต่อเรือ 船を建造する)と表現しています。

この「船」遊びは、BNK48とCGM48の人気を支えていると言えるほど実は重要なのです。




BNK48の船の例として今一番人気なのは、冒頭で写真を紹介したNamneungとNoeyカップルで「ノーノーノー」(นนน, น้ำหนึ่ง-เนย Namneung-Noey の略)と呼ばれています。

この2人に…

 

 

Mobileも加えてNamneungが父親、Noeyが母親、Mobileが娘と見立てることも長く人気です。

 

 

その他に2017年のデビュー前後の時期にはKaimook-Pupeが人気で、その後長く「旗艦」だったのがCherprang-Musicの「CherSic」(เฌอสิค)。
Pun-Jennisの「ポーソーコージョー」(ปสกจ, ปัญสิกรณ์-เจนนิษฐ์ Punsikorn-Jennisの略)、Pun-Mobileの「PunMo」(ปัญโม)、

 

 

Mobile-Kaewの「MoKaew」(โมแก้ว)などが主だったところです。




船はBNK48だけではありません。CGM48にもいくつも存在します(笑)。その代表格は何と言ってもFortune-Angelの「ForGel」(ฟอร์เจิ้ล)。次はMarmink-Kaningの「Kaming」(คมิ้ง)。あとはNenie-Meen、Kaiwan-Nenie、Sita-Marminkなど結構沢山あります。

 

実はそんな船が大集合したFacebook Live「CGM48 POP UP LIVE FROM HOME」が6月17日(水)に生放送されました。出演メンバーは、

 


(出典:CGM48公式Facebook

 

Marmink, Aom, Nenie, Latin, Fortune, Meen, Kaning, Angel。さらに特別ゲストとしてBNK48 2期生のWeeとGygeeでした。

あまりの船の多さに放送前からCGM48ファンの間では「盛り上がること間違いなし」と話題になっていましたが、その期待に応えて番組では仲良しの相手への思いを語るコーナーが設けられていました。

CGM48メンバーではMeen-Nenie、Fortune-Angel、Marmink-Kaningのペアは分かるのですが、Aom-LatinはAomがメンバーとの年齢差に打ち解けられるか心配していたところ、Latinがよく話しかけてくるようになったことから親しくなったとのことでした。LatinもAomを「ライフ・コーチ」だと語って慕っているのが窺えました。

 

一番盛り上がったのはMarminkがKaningへの気持ちを語る場面。

 

いつから親しくなったのか覚えていないけど、寮に移る前の時には部屋が隣同士でよく会っていた。Kaningは外見だけでなく内面も可愛くて、話すと気が楽になる一人だと、みんなから冷やかされながらも語りました。

 

BNK48のWeeとGygeeも意味なく呼ばれたのではもちろんありません。NenieがGygee推しなのです。WeeはMarminkが好きであることを公言していて、同じくMarminkが好きなMyyuと奪い合っていることがファンの間で良く知られています。さらにAngelとGygeeはバンコクの学校で一緒で知り合いでした。

 

Nenieが「私はGygeeさんを愛してますよ」と言わされているシーンも紹介しておきます。

恥ずかしがりながら言ったのにGygee本人から「え? 何ですか? 聞こえない」と言われて何度も言わされているのが可笑しいです。

 

Weeに関しては、CGM48史に残る名言を発したことでも知られていて、Aomがその話をWeeに振りました。

 

 

これはSitaの2019年12月25日のライブ配信にWeeがコメントを送った場面の画像なのですが、3つめがそれです。

Sitaがいればチェンマイは単なる私のソイの入口。

ソイとは自分の住む家のある路地のこと。「Sitaのためならチェンマイまでの距離は気にならない」という意味で当時話題になって、正式デビュー前のCGM48に注目が集まるきっかけの一つともなったのです。

そこまでの名ゼリフを吐いたのに、今ではSitaよりもMarminkが好きなのですが(笑)。
WeeはそのMarminkに愛を告白するようにAomから命じられていました。その結果もご覧ください。




ハートの仕草とともに言った後にあまりの恥ずかしさから「みんなライブ放送を消して!」と叫んでいます(笑)。

 

 

こんな感じで随所に見どころのある盛り上がったライブ放送でした。

 

ファンではなく運営が「船」を前面に出した企画をここまで本格的にやったのはBNK48も含めて初のことだと思います。Zoomでの生放送だったためスムーズにいかない部分もありましたが、それでも大成功でした。

今後も時々こんな船がらみの企画をはじめ、ファンが喜ぶコンテンツをやってほしいですね。