BNK48のNamneungがセンターを務める曲『ドートディドン』(โดดดิด่ง)のMVは1月15日21:54(日本時間)にBNK48公式YouTubeチャンネルで公開されるやいなや、思い切ったタイ演歌の曲調とエンターテイメント性のある映像で大人気となっています。




 

公開から10時間10分というBNK48の歴代MV最速で100万回再生を達成した後も順調に再生回数を増やしています。

そして1月18日23:53(日本時間)には500万回を突破しました。
公開からちょうど3日です。

BNK48公式ツイッターも500万回再生を祝うツイートをしています。

 

さらにはメンバーからの500万回達成感謝メッセージまで動画投稿。

500万回再生ありがとうございました。
ドートディドンが来るの確実!

と言っていますが「来る」は「ヒットする」の意味なんでしょうね。

このフレーズ「ドートディドンが来るの確実」はタイ語のハッシュタグ「#โดดดิด่งมาแน่」としてオフィシャルが当初からSNS投稿に付けるように呼び掛けていました。

それが本当に「来る」とは!

 

さて、次の目標は1,000万回再生ですね。

1,000万回再生を達成したBNK48の歴代MVトップ3は、

  1. 『君はメロディー』 30日
  2. 『RIVER』 48日
  3. 『恋するフォーチュンクッキー』 60日

となっています。
『ドートディドン』が記録を塗り替えるのはほぼ確実な勢いですが、どうなるか楽しみにしていましょう。




ところでこの『ドートディドン』、今まで当サイトでは「タイの演歌」と書いてきました。

タイの演歌には大別して「ルークトゥン」と「モーラム」があるのですが、タイの音楽事情に詳しくない筆者は当初この曲を「ルークトゥン」と書いたもののモーラムっぽくも聞こえるため自信がなくなり「タイの演歌」と修正していました。

そこで先日、ツイッターで『ドートディドン』はルークトゥンとモーラムのどちらなのかをタイ人の方々に質問してみました。
結果はこのようになりました。

回答数385票のうち「モーラム」を選択した人が「ルークトゥン」の倍いたのです。

しかしコメントでアドバイスを下さった方も多くいて、総合すると「モーラム風ルークトゥン」「ルークトゥン・モーラム」というジャンルになるとの声も少なからずありました。

メロのフレーズはルークトゥンなものの、サビはモーラムだと言うのです。

 

 

頭出ししておきましたが、ここからサビまでがモーラムっぽいのだそうです。
先日ご紹介した歌詞日本語訳でいうと

「リズムがとても楽しい 君はとても楽しんでいる」から「ドーッディドン ドーッディドン…」のフレーズまでになります。

 

しかしです。厳密にはモーラムではないという人もいました。

モーラムは本来「語り部」という意味で、元々タイ東北地方(イサーン)で夜に集落の人が年長男性のもとに集ってアドバイスを請うた習慣から発祥したものだそうです。

年長男性は韻を踏んだ詩になっている昔話を引き合いに出して語る。

それだけだとつまらないので抑揚を付けて語り、ケーンピン等の楽器演奏も追加

さらに面白くするために女性も参加

すると詩の内容も恋愛や笑い話など多岐に変化

…と言った感じでより楽しくなるように歳月をかけて進化してきたのだとか。
現代ではルークトゥン、ポップス、ロックを取り入れてさらなる進化を果たしています。

そんな経緯があるので、サビのフレーズは東北方言の韻を踏む詩になってないといけないのだそうです。
『ドートディドン』はそうなっていないからモーラムではない、とその人は主張しています。

 

とは言え、多くの人が「モーラム」と答えたことからも、少なくとも一般的タイ人が抱いているモーラム的要素が色濃く入っていると考えていいでしょう。
なので筆者は「モーラム風ルークトゥン」でいいのではないかと考えています。

 

なお「ルークトゥン」は歌い方の抑揚とコブシ回しが特徴的な演歌ですが、これは中部地方発祥です。筆者も東北地方の歌だと勘違いしていました。
それが各地方に取り入れられ、東北地方で東北方言で歌われるものは「ルークトゥン・イサーン」というジャンルになるのだそうです。

 

「ルークトゥン」と「モーラム」の歌い方の違いについてもネットで調べたのですが、文字で表現するのが難しいのか参考になる情報が見つかりませんでした。
モーラムは歌の途中で歌うスピードが速くなるという特徴があることだけは分かりましたが。

 

…と小難しく考えてきましたが、せっかく楽しい曲なのですから日本人としては細かい定義は考えずに「タイの演歌」あるいは「モーラム風ルークトゥン」でいいのではないでしょうかね ^^