BNK48のJennisが10月29日(火)、第32回東京国際映画祭での『私たちの居場所』(原題『Where We Belong』)上映で舞台挨拶に登壇しました。

上映は18:45から。会場はTOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN8です。




 

六本木ヒルズ周辺にはいたるところに東京国際映画祭上映作品のポスターがこのように展示されているのですが、筆者が見た限りでは『私たちの居場所』のポスターは見当たりませんでした。

<追記>
ポスターありました。Where We belong公式ツイッターがツイートしていました。 m(_ _)m

 

会場のTOHO CINEMASに足を踏み入れると目の前で『私たちの居場所』のKondej監督が数人と談笑をしていました。どうやらまだ到着していないJennisを待っていたようです。

 

映画自体はタイ語セリフに英語字幕が付いたオリジナルの映画に日本語字幕がさらに付けられていたので、日本人でも楽しめたと思います。

 

舞台挨拶と表現しましたが、正確には『私たちの居場所』上映終了後にJennisとKondej監督が登場して、会場内の観客からの質問に答えるスタイルでした。

 

 

お二人の背後には通訳が付いて観客からの質問を同時通訳し、返答を日本語に訳して会場に伝えました。

まず司会者から質問がありました。




司会者
主役のJennisさんとMusicさんのキャラクターは静と動みたいなところがありますが、実際の性格はあの通りなのですか?

Kondej監督
実際はかなり逆ですね。ベル役のMusicは本人はあまり話さず内向的です。Jennisは話し好き。でも役柄では逆になっていますね。

Jennisをスーに選んだ理由はJennisの方が悲しい表情を持っているからです。Musicは表情と様子がより明るいからです。Musicはタイで「太陽さん」と呼ばれています。

 

司会者
Jennisさんは映画のお仕事が初めてとのことですが、どうでしたか?

Jennis
実は7~8歳の子供の頃に出演したことがあるんですが、随分昔のことなので新たなスタートのようなものです。BNK48になってから初でもあります。
女優の仕事をずっとしたかったので、素晴らしいチャンスだと思い全力でしたいと思いました。

 

 

次に観客からの質問を要約してお伝えします。




観客
地方在住の女の子の気持ちを描くにあたって参考にしたことはありますか?

Kondej監督
撮影した県は以前撮影した映画『Snap』と同じ県です。『Snap』を撮影して以来、あの県が大好きになりました。今ではあちらで家を探しているほどです。海と山があり静かな街で料理が美味しいところが気に入っています。

 

観客
Jennisさんが役柄を作る上で監督から指示されたことと役柄との共通点を教えてください。

Jennis
役柄と実際の自分には同じ部分と違う部分があります。表情や表現の仕方などは近いかもしれませんが、実際の問題解決方法はかなり違います。

仲の良い友達といる時にはスーのように表現が少ない側になります。

 

 

観客
撮影地はチャンタブリー県だと思いますが、先ほどお話があった好きな理由の他にチャンタブリーに惹かれる理由はありますか? それとチャンタブリーを撮影地に選んだ際は監督がお一人で決められたのでしょうか?

Kondej監督
脚本を書く段階から自分で選びました。と言うのは『Snap』の時からチャンタブリーを知っていたからです。なので脚本を書く際には書くためのバックグラウンドが全て備わっていました。例えばチャンタブリー名物のクイッティアオ屋などです。脚本段階からロケ地のイメージがありましたが、実際の撮影時にはさらに細かく指定しました。

 

観客
主演のお二人はオーディションで選んだのでしょうか。それとも監督がこのお二人にということでオファーをされたのでしょうか? 脚本段階で決まっていたのでしょうか?

Kondej監督
脚本をまず書きました。でも書き上げたらBNK48と共同で仕事をやり、BNK48のメンバーの誰かでなければならないことは知っていました。でもその段階ではまだ誰か分かりませんでした。正直に言うとBNK48はメンバーが多いので誰が何という名前かあまり知りませんでした。

脚本が終わってからキャスティングをしました。私のキャスティングは普通のキャスティングと違います。お喋りをすることを通じて誰がどんな感じか、性格や仕草、考え方、人生、何か問題を抱えているかなどを見ました。

MusicとJennisに会った時はとても素敵でした。この2人は役柄に入り込む魂が非常に高かったです。それでこの映画に出演するのにとても相応しいと思いました。

本当はもっと増やしたかったです。MusicとJennisの他にも自然でとてもいい人が何人もいました。実はBNK48は問題を抱える子達の集う場なんです。問題を抱える子、心のうちに何かを抱えている子です。一般の子よりも特別なことに遭遇せざるを得ない若者だと思います。『Girls Don’t Cry』をご覧になった方は分かると思います。お喋りをした初日からほとんど全員が涙を溢れさせた感じでした。ですのでBNK48には興味深いメンバーが大勢います。

 

 

観客(タイ人)
タイ人の中にはチャンタブリーの風景は日本の地方を映し出した映画のシーンのように見えた人もいました。監督は意図してそのようにしたのですか?

Kondej監督
製作した時には考えていませんでしたが、そう言われると潜在意識がそうしたのかもしれません。と言うのは私も日本の映画が大好きだからです。それに日本の小さな街の雰囲気が好きなんです。




観客
Jennisさんが映画の中で一番好きなシーンを教えてください。それと映画に出たことで人生観に変化があったことはありましたか?

Jennis
えー、難しいですね。いっぱいです。多くのシーンがあります。演技の後に初めて完成した映画を観てからでは、海のシーンが好きです。とくに多くの感情表現をしていないにもかかわらず、とても感じるものがあるからです。ただ話しているだけでもその中にとてもたくさんの感情が隠されています。映像も光がとても綺麗です。

でも実際に演じている時は、橋の上で他の若者グループと叩き合いをするシーンが好きでした。今までやったことのないことで、誰とも喧嘩をしたことがないからです。本当は友達なんです。でも楽しかったです。

元々は失敗したことにくよくよしない性格で、うまくいかなかったことがあっても「もういいや。新たなことをやろう」と考えていました。ずっと考えたりせず、そんなに考えていなかったのですが、映画出演後はその傾向がもっと顕著になりました。「諦め」と表現するのも違いますが、やりたいことをやる人生がいいと思っています。

そのうちこうなるかも、グループがこうなるかもと考えても、何もできないうちに辞めることが心配です。気が付かないうちに時間切れになるかもしれないという感じです(笑)。

BNK48になって、多くの批判のコメントが寄せられる仕事ですよね。以前は今よりもコメントに気を配っていましたが、自分にメリットのあるコメントを選んで読んで、不要なものは放っておいたほうがいいです。残った時間を自分の好きなことをすることに使いたいです。

 

 

司会者
Jennisさん、これからやってみたい役はありますか?

Jennis
おー、沢山あります。もしできるならファンタジーかアクションの映画をやりたいです。それから悪役を演じたいです(笑)。

 

司会者
もう1回上映もあるのでKondej監督から宣伝も兼ねてコメントをお願いします。

Kondej監督
この回にいらしたみなさん、ありがとうございます。私の本心は映画に出演した全員もここに連れてきた来たかったんです。日本はみんなにとって馴染みのある場所で、自分の出演作品を鑑賞する人を見たら幸せに感じると思うからです。でも連れてくることができたのはJennis 1人だけでした(笑)。

Musicも撮影の仕事でスケジュールが空いていません。本当は(映画内のガールズバンド)Stratosphereの全員も連れてきたかったので、Tシャツだけを着てきました。


(StratosphereのTシャツを披露するKondej監督)

このTシャツを着て全ての映画祭に行っていますよ。みんなを一緒に連れて行くみたいな気持ちです。ここへお越しいただいたみなさん、どうもありがとうございました。

 

Q&Aの時間の後、写真撮影タイムが設けられました。

 

 

最後にJennisから日本語で「ありがとうございました」と挨拶があり、上映とQ&Aが全て終了しました。




Kondej監督はまだ11月1日(金)14:15~の上映回でもQ&Aに登壇しますが、Jennisは翌30日にBNK48の7thシングル『77の素敵な街へ』初披露イベントに選抜メンバーとして出演しなければなりません。そのため着替えを済ませた後、羽田空港へ急行しました。

 

 

Jennisはマネージャーと姿を現したものの、途中から1人になりチェックインの列に並んで1人で搭乗手続きを済ませていました。

どうやらマネージャーとは便が同時間帯なものの別便のようで、マネージャーの手続きが済むまで集まったタイ人・日本人ファンとしばし会話をしてくれていました。

 

 

滞在中はショッピングに少しだけ行けたと話していました。雨模様だったのであまり行動できなかったようです。

タイ帰国後はその日の朝から仕事で大学の授業はサボるとのこと。超ハードで疲れていることと思いますが、気さくにファンに対応するJennisはやはり人気上位メンバーなだけあるなと感じた次第です。