新聞『Dailynews』2018年7月29日号にBNK48伊豆田莉奈のインタビューが掲載されました。
ウェブのインタビュー記事はこちらです。

このインタビュー内容を日本語訳しましたのでご一読いただけましたら幸いです。

 

「莉奈」、ただ大切な人でありたい。目標を目指してBNK48を最高地点へ。

初訪問以来のタイ好きが、元AKB48メンバーの日本人女性、伊豆田莉奈を生まれ故郷を離れ、夢を追ってBNK48の一員として参加しに来させた。
初訪問以来のタイ好きが、元AKB48メンバーの日本人女性、伊豆田莉奈を生まれ故郷を離れ、夢を追ってBNK48の一員として参加しに来させた。異国の地で一人で生活するのは容易な話ではない。文化と言語の違いが彼女が生活を送る上で障害となったかどうか。そこで今日は彼女に「異なる角度の星」(注:コラム名)で語ってもらう。ファン諸氏は彼女をいっそう良く知ることになるだろう。

 

なぜ日本から移籍してBNK48の一員となったのか?

私はAKB48に約7年いて様々なことを経験しました。私自身はキャラクターもポジションも十分に確立しました。でも自分は新しいことを学びたい人です。ジャパン・エキスポで初めてタイに来る機会を得て、タイのファンがとても歓迎してくれるのを感じて、とても感動しました。タイにBNK48ができるとの知らせを聞いて、それってやり甲斐があるし新たなことを学べると感じたので、来る決心をしました。

 

AKB48とBNK48の違いは何か?

日本にいる時は、全て自分で学ばないといけませんでした。勿論仕事ではチームがあってチームでしますが、新しいことを学ぶのは一人でしないといけません。自分自身でするんです。でもBNK48に来るとですね、みんなが手を取り合って心を合わせている印象なんです。良い発表があると、例えば選抜メンバー発表などでは、みんなが一緒になって喜んでいます。この点が違うと感じます。

 

家を離れて一人でタイに来なければならなかったことについてはどうか?

このように一人で来て暮らすのは初めてです。でも大丈夫です。一人暮らしが好きです(笑)。あまり家が恋しくなることはありません。と言うのは、私はしっかり者なのできっと大丈夫だと思います。日本では大家族でいました。両親と祖父母がいて、何もできませんでした。料理もできず、洗濯もできず、朝には母が送ってくれて、夜には迎えに来てくれました。家にいるのは寝る時だけでした。タイに来て一人暮らしをするとなって、えっ! 洗濯はできるかなと思いましたが、してみると、ああ、なんだ。できるじゃんって。自分が大人になった気がしました。タイに初めて来た時に不思議だったのは、トイレに紙があまりないことでビックリしました。なんでこうなのかと奇妙に思いました(笑)。料理については、食べられます。辛い料理も大丈夫でタイ料理が大好きです。ソムタム・カーオポート(トウモロコシのソムタム)が一番好きです。

 

あちらに7年いて、でもタイでは(BNK48が)当時できたばかりで将来どうなるか分からなかった。それでも来る決断をしたのは?

来る決心をした時はオーケーという気持ちでしたよ。何も不安には思いませんでした。移籍発表まで約1年の時間があったので、調べたり学んだりする時間があってこの点には何も問題がありませんでした。

 

BNK48にいて一番心配なことは何か?

ジャパン・エキスポで初めてタイに来た時には、もう来る決心をしてたんですよ。でもまだ発表できませんでした。なので翌年に再度、2度目として来る決心をしました。その時にはBNK48の初披露もあったので、BNK48メンバーと会うこともできました。その時は心配もありましたが、楽しさと興味も同時にありました。

 

タイに来たばかりの頃、タイ語は全然話せなかった?

そうです。それで最初にタイ語を学び始めました。来たばかりの頃は、さっちゃんがいて、彼女はハーフで日本語を話せるので通訳をしてくれました。それに美織も英語を話せます。チャープランが英語を話してきたら、美織が日本語に再度訳してくれました。グループ内ではみんなと仲良しです。でも一番の仲良しは美織だと思います。同じ日本人なので、日本語で話せるからです。タイ語は分からない単語もあります。でも頑張って勉強しています。毎日あまり時間があまりなくて、タイ語をあまり勉強できていません。タイ語レッスンがあるなら前もって事務所に勉強に行くと報告しなければなりません。

 

タイと日本のレッスンは同じか?

タイに来てレッスンはハードです。毎日レッスンがあります。でも日本では、仕事の方を重視していました。仕事の予定が来て、つまりコンサートの予定が先に来てから、ダンス・レッスンがありました。でもタイに来ると、歌のレッスンとダンス・レッスンが毎日あります。それは良いことですね。私達は成長でき、自分自身をトレーニングすることもできます。

 

BNK48に来たことは最初から始めるようなものだが、挫折を感じることはあったりするか?

あります。タイ語が話せないからです。仕事もとても難しいです。コミュニケーションに問題があります。話しても要領を得ません。『恋するフォーチュンクッキー』の頃とある番組出演時に司会者があることをするように言ったんですが、私は他のことをしたんです。オージャウ(注:「そなた」の意味の古語。人気ドラマの影響で当時流行語だった)と言うこととか何かそんなことですよ。私は、えっ! 大丈夫だったかなと思いましたが、ファンのみなさんはオーケーでした。これって可笑しいですよね。でも私自身は司会者の言ったことと違うことをしたと思っていました。

 

タイ人ファンと日本人ファンの違いは?

日本人はシャイな性格で恥ずかしがり屋です。イベントで会っても恥ずかしがって挨拶をします。でもタイ人は、わー、こんにちは、莉奈(高い声で)って感じで、私に会えてとても嬉しいということを伝える挨拶なので、私はとても嬉しいです。

 

ここにいると、何か余計に時間を割いたり努力したりしなければならないか?

日本では勉強の時間はあまりなくて、時間を割くのが難しかったんです。でもタイに来ると、勉強時間もレッスン時間も取れるようになりました。私自身は勉強があまり好きではないんです。でもタイに来て自分を改めないといけない、自分を新しく変えなければいけないと思い、新たな挑戦をするようになりました。

 

AKB48からBNK48にアドバイスできることはあるか?

タイのみんなに教えることができることもいくつかありますが、同じではないこともあります。例えばAKB48ではこうすることができるけど、BNK48だとまた他のやり方だったり。私自身もタイのことを全て知っているわけではないので、徐々に学んでいきます。

 

タイ語の歌を歌う難しさは? どう練習しているのか?

今タイ語は少しできます。来た当初は読めなくて歌えませんでした。なのでまずカラオケ語(注:タイ文字をアルファベットで書き起こしたもの)で書いて、何度も聴いて、繰り返し聴いていました。最近になってタイ語を勉強しに行くと、分かるようになり、聴き取れるようになってきました。タイ語はとても難しいです。発音がとても難しい。一番歌うのが難しい曲は『BNK48』。この曲はとても速いんです。

 

元々、歌とダンスの基礎があったのか?

AKB48に入る前、ダンスを学んでいました。でも歌については、歌ったことが全くありませんでした。カラオケにも行きませんでした。なので自分が上手に歌えるのかどうか分かりませんでした。AKB48にいる時には、大部分がダンス・レッスンだけで、歌のレッスンはあまりなかったんです。歌の練習は、歌を聴いて歌に沿ってハモるといった感じでした。

 

日本では選抜メンバーになったことはあるか?

ありません。AKB48にいた時には日本にはAKBだけでなく、SKEなどの姉妹グループがさらにあって、選抜メンバーになれるチャンスはかなり低かったんです。なのである程度理解していました。でも選抜メンバーは歌の仕事だけではなく、テレビ番組もあるんです。そしてある番組で私は目立つ役柄だったので、選抜になれなくても代わりに他の仕事をできるかもしれないと理解できました。

 

タイではどんな仕事に特に興味があるか?

向こうでは、番組出演の機会がとても多くありました。ゲームショー番組やコメディー番組もやりました。でもタイでは、演技の仕事にも興味があります。もし可能なら、テレビ・ドラマに出演してみたいです。それか他のテレビ番組に。ゲームショー番組も興味があります。

 

BNK48での自分の目標は何か?

BNK48としては、BNK48をタイ最大の場所でのコンサート開催に連れて行きたいです。そしてもし私がグループを辞めなければならない日が来たら、ファンのみなさんには、辞めてほしくない、まだ辞めないでよと思ってもらいたいです。その、自分がグループにとって大切な存在になりたいです。私はBNK48をタイでのトップに立たせる手伝いをしたいんです。今23歳になりました。卒業発表はきっとあと3年ということにしましょう。その時には26歳。歳を取っています(笑)。

 

タイ人ファンに伝えたいことはあるか?

握手会の時、ファンのみなさんは応援の言葉を掛けに来てくれて、分かるようにゆっくりと簡単な言葉で話してくれるので、会話ができたように感じています。ありがたく思います。それから中には日本から一人で来たと見えて、何をするにもかなり困難にも関わらず応援してくれているグループにも感謝したいです。でも私にとって大事なことは、ファンのみなさんが私のしたことで幸せになってもらえることです。ファンのみなさんの笑顔を見ると嬉しく思います。ファンのみなさんに莉奈を応援することでハッピーになってもらいたいです。

 

タイ芸能界での彼女の道のりが今後いかなるものになるかは、引き続き注目していく必要があるだろう。しかし言えることは、どうであれ…、莉奈はいつもBNK48にとって変わらずに大切な人だよ。

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記事:マユリー・ワナスックサティット/写真:ウォーラパン・ルースィッティサック
撮影場所提供:The Mall Bangkapi ファンタジア・ラグーン・ウォーターパーク